「冷えは万病のもと」という言葉もあるが、1年でもっとも寒い季節、からだの内側から冷え切っている人が増えている。
手先足先が冷える、夜、布団に入っても寒くて寝付けないなど、辛い冷えの症状は本来、女性に多い。しかし近年、50~60代を中心に男性の冷えも増え、中でも内臓が冷え切っている人が少なくない。
人は死ぬとき、どんどんからだが冷たくなり、固まっていく。冷えというのは、全身の衰えを意味していて、関節類や心臓から遠いところ、からだの末端に十分な血流が届かない。すると栄養補給が滞り、免疫力もダウンするなど、さまざまなトラブルのもとになる。手のひらでおなかを触ると冷たく感じる、倦怠感がある、風邪を引きやすいという場合は要注意だ。
からだが持っている熱というのは生きるエネルギーに直結している。近年、テレビや雑誌などで取り上げられ、注目が集まっている古代中国の老子・タオイズム思想では、すべての生物、物質に存在するエネルギーを「気」としてとらえる。「気」が衰えれば冷えが強くなり、「陰気」「弱気」などのマイナスをもたらす。とくに「邪気」は健康を害し、人の心に迷い、苦しみを生じさせることにもなる。したがって「気」のコントロールの上手下手が、健康のあり方を左右し、強く前向きに生きるエネルギーに影響を与えているのだ。
それではなぜ人のからだにひずみが生まれ、「気」が滞るのか。それは人が自然に反する行動を取るからだと古代中国の人は考え、導引術という健康法を考案。長い歴史の中で「気」の健康術として育くんできた。
導引という言葉の意味は「大気を導いて、それを体内に引き入れること」。『広辞苑』を見ると、導引について「道家(※)で行う一種の治療・養生法。関節・体肢を屈折・動作させたり、静座・摩擦・呼吸などを行ったりする。長生の法という」と記されている。
導引術では呼吸とともにゆっくりとからだを動かし、ツボに適度な刺激を与える。すると血液やリンパのめぐりが活性化し、「気」のパワーがどんどん高まっていく。まさに総合的な健康法なのである。
また導引術のすばらしさは短期間で誰でも実践できるところにある。先人が体験を積み重ねて完成させた方法を実践することで、冷え知らずの楽しく充実した日々が送れるのだ。
古代中国から伝わる導引、そして老子の「実践哲学」の学びを体系化したのが道家<道>学院の早島天來初代学長である。現在、<道>学院は「気の導引術」「道家 動功術」「洗心術」という、3つの「気のトレーニング」を日本で唯一、指導する学校だ。
基本となる「気の導引術」は古代中国から伝わる導引を現代人にもわかりやすく体系化したものだ。習ったその日から実践できる自然な動きだが、続けるほど心身のストレスが洗い流され、我執に囚われない自分へと変わっていく。一度身につければ、まさに一生の宝になるはずだ。
また二人一組で決まった技を掛け合う「道家 動功術」は老若男女、さまざまな人と組むことで、相手の「気」の流れを感じ、心の壁がなくなっていく。そして「洗心術」では、老子の「実践哲学」を学び、こだわりや我執を放していく。
この時期、「冷え」を感じている人はより強く3つの「気のトレーニング」効果が体感できるはずだ。実践する人としない人の差は大きく広がる。より幸福な明日のため、道家<道>学院で学び始めよう。思い立ったその日があなたの入学日だ。
※道家とは、老子の哲学世界を探求し、その思想を日常生活の中で実践する人たちの総称
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