脳の中身を見ることはできないが、加齢とともに衰えが出ているのではないか。そんな心配を抱える人が増えている。
記憶力がめっきり落ちた、計算が遅い、複雑なことが考えられない。料理や家事がおっくうだ。新しいことをしようと思う気力が出ない。最近、あまり感動することがない。そんな自覚があるからこそ、脳をなんとか活性化させたい。手軽なスポーツや、パズル・計算などを繰り返す手軽な脳トレが流行するのも、もっともな現象なのだ。
とはいえ長年繰り返してきた自分の暮らし方は、そう簡単には変えられないものだ。運動がいいと言われても、好きでなければ続かない。からだに効く食生活をしようと思っても、手軽でおいしくなければ三日坊主だ。
実践してみると楽しくて、なんとなく続いてしまった。たまにサボるとかえって気分が悪い。そんな体験なら暮らしの中にしっかりとしみ込み、自分を変える契機になる。「好きだ」「楽しい」という自然な気持ちは、私たちの中にある「気」の流れをスッとよくして、いつのまにか滞っていた生活のあり方そのものを活性化してくれる。また、それに伴って脳もいきいきと働きだすのだ。
最近、テレビなどでも注目を集めている古代中国の思想家・老子はその著書『老子道徳経』の中で「無為自然」の生き方を語り、「気」の及ぼすパワーを表現している。野生動物が自然とともに生きるのと同様、人間も宇宙の大きな法則である「道」TAOにそって生きれば「気」が活性化し、「楽しい」「気分がいい」という心持ちのまま、自分を自然と変革できる。脳やからだの老化を防ぎたいと思ったら、一見、遠回りでも「無為自然」な生き方、「気」をめぐらせる生活を実践することが重要なのだ。
老子哲学の考えにそって「気」を活性化したい人にぜひ知って欲しいのが、「気」をより強く、たくましく鍛える方法である。古来より老子思想を生活の中で実践する人々が行ってきたもので、ツボ刺激と呼吸法を組み合わせた、いわば「気」の健康術だ。血液とリンパの流れをよくして健康長寿、頭脳の若返りを目指すのである。
この「気」の健康術を現代人にもわかりやすい形で体系化したのは道家<道>学院の早島天來初代学長である。現在、同校は「気の導引術」「道家 動功術」「洗心術」という、3つの「気のトレーニング」を日本で唯一、指導する学校だ。
道家<道>学院で指導する「気の導引術」は呼吸とともにゆったりとからだを動かし、ツボに適度な刺激を与えながら、「気」を最大限に活性化する。習った日から老若男女、誰でも実践できる自然な動きなので、すぐに心身の変化を実感する人が多い。
2つ目の「道家 動功術」は、二人一組で決まった技を掛け合いながら自然な動きを身につける健康武術だ。日常動作では動かしにくい関節などに快い刺激を与えて「気」の流れを起こし、他人と組むことで心の壁がなくなっていく。
3つ目の「洗心術」は心の悩みを相談しながら対話を通して老子の実践哲学を学ぶ。スッと前向きな気持ちになり、明日への活力が涌いてくる。
以上3つの「気のトレーニング」に取り組むと血流やリンパの流れがスムーズになり、心の悩みが取れ、全身に「気」がめぐる。まさに「一生の宝」だ。
脳とからだは何歳になっても鍛えることができ、実践するほど若返り進化する。「生涯現役」は「気」のパワーが強力にサポートする。あなたもぜひ道家<道>学院で学ぼう。思い立った「今」が最高の入学日だ。
道家道学院についてもっと知りたい方は、個別説明会をご予約ください。
人は誰もが健康で楽しく生きられる 腸の健康は「気」のパワーが引き出す