『旨い肉を食べてもOK!健康長寿を生きる方法とは』一個人6月号掲載記事


老子・TAO(タオ)の哲学を実践する 気のトレーニング

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老子

 旨い酒があれば、気の利いた肴が欲しい。文字通りの魚でもいいが、やはり上等の肉があれば、なお楽しい。

 良質のたんぱく質を含む肉類は、筋肉や血管を健やかに整え、体力を維持する上でも、ぜひ食べ続けたい食物だ。50代、60代と年を重ねても、肉汁あふれる佳味をいただくのは至高の喜びである。

 とはいえ旨いものを食べたままゴロゴロしていれば、人は太っていき、からだを動かさなければ筋力の衰えばかりでなく、脳力にも悪い影響がでる。からだが重くて腰が痛い、頭のキレが悪い、物忘れがひどくなってきた。そんな危険信号が心に引っかかるようになると、日々の生活にも不安が増してくる。

 誰にとっても「健康なからだと心で死ぬまで楽しく過ごすこと」は人生の目標だが、これを数千年前に追求していたのが古代中国の思想家、老子だ。

 老子は天地自然の中に完徹している宇宙の大きな法則を悟り、これを道 TAO と名付けた。

 道 TAO の大きな流れの前では、ちっぽけな人間の私利私欲は入り込む余地がない。欲や見栄などのこだわりを放し、「無為自然」に生きれば、「気」が全身をまわり、人生はもっと楽しく、豊かになると考えるのが老子であり、道家の人々なのである。

 道家の人たちが大切にしている老子の教えに「性命双修」がある。

 その基礎には約5千年前の古代中国に生まれた導引術がある。

 野生動物には「気」の滞りがなく、寿命が来る日まで、毎日元気にからだを動かしている。そんな動物の動きを取り入れ、長い年月にわたり道家の人々が、自らのからだを通じて行った研究の積み重ねが、ツボ刺激と呼吸法を組み合わせた導引、すなわち「気」の健康術である。血液とリンパの流れをよくして、健康長寿を目指すのである。

やったその場でからだの変化を熱く感じる

 この「気」の健康術を現代人にもわかりやすい形で体系化したのは道家<道>学院の早島天來初代学長である。現在、同校は「気の導引術」「道家 動功術」「洗心術」という、3つの「気のトレーニング」を日本で唯一、指導する学校だ。

 道家<道>学院で指導する「気の導引術」は呼吸とともにゆったりとからだを動かし、ツボに適度な刺激を与えながら、「気」を最大限に活性化する。長い年月の中で鍛えられた的確な動きなので、早い人なら、やったその場で熱い変化を感じるはずだ。また習った日から老若男女、誰でも1人で実践できるので、生活の中に無理なく取り入れることができる。

 2つ目の「道家 動功術」は、二人一組で決まった技を掛け合いながら自然な動きを身につける健康武術だ。日常動作では動かしにくい関節などに快い刺激を与えて「気」の流れを活性化。他人と組むことで心の壁がなくなり、人付き合いが楽しくなる。

 3つ目の「洗心術」はは心の悩みを相談しながら対話を通して老子の実践哲学を学ぶ講座である。

 以上3つの「気のトレーニング」に取り組むと血流やリンパの流れがスムーズになり、心の悩みがすっきりと取れ、全身に「気」がめぐっていく。これらはまさに「一生の宝」だ。

 道家には心身を健やかに整える術と英知があり、たった一度の人生を生涯現役で豊かに生きる人生観がある。あなたもぜひ道家〈道〉学院で学ぼう。思い立った「今」が最高の入学日だ。

※老子の哲学を探求し、その思想を日常生活の中で実践する人達のこと

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一個人2015年6月号

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